2016年6月2日、米国及びEUの代表団による司法及び総務にかかる事案についての会合が開かれた。この会合において、特に、米国とEU諸国間における個人情報の交換についての法の適用について話がされた。

この趣旨において、米国及びEUは法の適用に従った個人情報のやりとりを規制する枠組み合意に署名した。これはEU諸国と米国との間での個人情報の交換を規格化する計画の一部をなしている。

先の当事務所の記事でも述べられている「EU-US Privacy Shield」の創設と同様、この合意は、行政と私的団体との協力のためのセキュリティの枠組みをつくり、個人情報の交換を規制することを意図している。

この規制は、当事務所の別の記事によって述べられている欧州司法裁判所の2015年10月6日付判決に起因する。当該判決は、個人情報保護に関して米国を「セーフハーバー」とした欧州委員会の決定を無効とした。

本枠組み合意は欧州議会によって追認されなければならないことには留意されたい。 なお、追認される日について現時点では未定である。

 

 

ペラルタ・イスマエル (Ismael Peralta)

ヴィラ法律事務所

 

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2016年6月23日