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ジョイント・ベンチャー

 

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会社や事業はそれぞれストロング・ポイントとウィーク・ポイントを持っていますが、それらがぶつかり合うことで、より野心的なプロジェクトを追求できていない場合があります。したがって、時に、ウィーク・ポイントを補完する役割を果たす他者と協同することが、この問題を解消するために最適な方法となり得ます。

実際に合弁企業を設立するためのジョイント・ベンチャー契約は、マネジメント・ストラクチャーやパワー・バランス、決定権限等を明確にし、計画が暗礁に乗り上げることを避けるためのものです。また、契約書の最も重要な役割は当事者間の潜在的な紛争を解決するためのコーポレート・メカニズムを講じ、さらに、当事者間における意見の相違が解決に至ることができずに結果としてジョイント・ベンチャーの解消という事態になった際の適切な解消方法を定めることです。当事務所はこれらを念頭におきながら、ケースごとに最適な契約内容を検証します。

 

商業登記所における株主総会決議の無効、提訴期間及び登記

登記・公証局は2018年5月30日付けの決定第8053号にて、株主総会決議に瑕疵がある場合には、たとえ決議無効確認の訴えの提訴期間を経過していたとしても、商業登記所はその登記を拒否するとの判断を示した。 2017年4月11日、マドリード商業登記所に以下の株主総会決議が記載されている公正証書が登記のために提出された。 (1)株主総会開催地はバレンシアであった。 (2)本株主総会には行使できる議決権の54.32%の株主が参加した。 (3)本株主総会において、会社の解散及び清算貸借対照表が、満場一致で決議された。 2017年4月27日マドリード商業登記所は、以下の記載事項に瑕疵があるとして、前述の公正証書の登記を拒否する決定を通知した。 本件会社の定款第11条で、解散決議の採択と清算貸借対照表の決議に必要な定足数は株主の70%と定めるのに対し、本株主総会の出席株主数はわずか54,32%に過ぎなかった。 本会社の定款では、本店所在地以外での株主総会の開催の可能性を規定しておらず、バレンシアにおける株主総会の開催は認められるとは言えない。 したがって、本会社株主総会のバレンシア開催は、資本会社法第175条に違反する。 当該公正証書の適正な審査のためには、株主総会の全議事録の提出を要する 本件決議証明書には、発行日の記載がない。 同公正証書は、2018年1月25日、マドリードの商業登記所に改めて登記申請のために提出された。登記申請時に、2018年1月8日付の清算人の一筆が添付され、そこには以下に述べる理由に基づき本件決議の定足数は株主の70%という定めに従う必要はないと記載されていた。 本会社は解散事由に該当する状態にあった 株主総会決議から既に一年が経過しており、決議無効確認の提えの期間を過ぎていることから、当該瑕疵は補正されたと理解できる。 2018年2月15日商業登記官は二度目の審査通知を発行し、本株主総会議事録の全文を提出したことによりその部分の瑕疵は補正されたが、本決議証明書には発行日が未記載であること、定足数および株主総会開催地に関する瑕疵は引き続き存在するとし、本公正証書の登記を拒否した。 2018年3月14日、公証人Joaquín Borrell García氏は2018年2月15日付け却下決定通知に異議を申し立てた。García氏の論拠を以下に挙げる。 本件株主総会決議は、決議無効確認の訴えの提訴期間が満了していることにより、すでに有効性が確認されたとみなされる。これにより本決議は撤回不能となり、あらゆる面で法的有効性を保有することとなる。商業登記所は新たな法的現実を受け入れるべきである。 本件事実は公の秩序に関するものではなく、ゆえに資本会社法第205条第1項の違反に当たらない…
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MASDAR事件とANTIN事件: 再生可能エネルギーへの助成金カットを行なったスペイン政府に対する新裁定

  外国投資家がスペイン王国を相手として、世界銀行の傘下組織である投資紛争解決国際センター(ICSID)を通じて申立てを行なっている27の国際投資仲裁のうち2つの申立てについて、最近裁定が出された。当該紛争は、2013年にスペインが再生可能エネルギー発電システムに対する助成金をカットしたことに端を発する。 ・Masdar とスペイン王国間のケース(ICSID仲裁裁定 事件番号ARB/14/1号) Masdar Solar社 及びWind Cooperatief U.A.社の申立てにより、スペイン王国に対して起こされた仲裁申立て 2018 年5月18日、John Beechey氏、Gary Born氏及び Brigitte Stern教授によって構成された仲裁法廷は、スペイン王国に対し、6450万ユーロにのぼる額を損害賠償金として申立て人に対し支払う旨の判断を下した(申立人の請求額は1億6500万ユーロだった)。また、2014年6月20日より仲裁裁定日までの上記損害賠償額に対する利子(年利0.906%)及び、仲裁裁定日から実際の支払日までの上記損害賠償額に対する年利1.60%の支払いも義務付けた。 ・Antin とスペイン王国間のケース(ICSID仲裁裁定 事件番号ARB/13/31号), Antin…
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減資の際の債権者保護手続き

スペイン資本会社法(以下「資本会社法」という。)第317条によると、資本の減少(減資)は以下の目的の場合に可能とされる。 1) 会社の資本額と累積欠損の結果として減少した純資産とのバランス回復(貸借対照表の正常化)のため 2) 法定準備金や任意積立金の設定又は増額のため 3) 株主からの資金供与の返還のため 4) 株式会社(Sociedad Anónima)の場合は、上記のほか、未了部分の株式引受け義務を解消するため。 有限責任会社(Sociedad Limitada)の場合は、資本会社法第78条の条の規定により、会社設立(又は増資)の公正証書作成時に資本の全部について払込みがされていなければならないが、資本会社法は一方で、株式会社については、会社設立時点で株式額面価額の25%の払込みがされていることが要求されるのみである(資本会社法第79条以降)。 減資の方法は以下のいずれかによる。 a) 株式額面価額の減額 b) 株式消却 c) 株式の集約 上記には3つの共通点がある。…
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株主の退社権行使と株主総会による事前承認の要否

ある合同会社(Sociedad Limitada)の取締役は、会社に生じた利益の全てを資本準備金にするとの利益処分案を株主総会に提案した。当該提案は承認可決されたが、株主の一人が、当該利益について配当に回し、資本準備金に回す金額は多くても利益の半分にしたいとして、反対票を投じた。当該株主は会社に対して資本会社法第348条に従って少数株主の退社権の行使の通知をし、当該通知において、自身が保有する株式の価値評価を目的とする株主総会の開催を要請した。当該株主は上記通知を繰り返し行ったが会社から回答を得られなかったため、資本会社法に定められている商業登記所を通じた手続きを開始すると告げた。 このことが会社に通知されると、会社の取締役は当該株主の要請に対して異議を申し立てたが、商業登記官は会社の異議を認めず、商業登記規則第363条に従って、株式の価値評価のための鑑定人を選任する旨の決定を行った。 上記商業登記官の決定について、会社は登記・公証局(DGRN)に対し不服申立てを提出した。 DGRNは2018年3月13日付の決定において、会社の主張内容を以下の3つに分類した。 株主の退社権の根拠について管轄を有するのは裁判所であり、商業登記官ではない。 株主の退社権について株主総会は何の宣告も行なっていない。 本件株主の退社権行使は脱法行為であるのではないかとの疑念を抱いている。 そのうえで、DGRNは各主張についての見解を述べ、最終的には会社の主張を認めなかった。 上記主張のうち株主総会の事前の宣告についてDGRNは、最高裁判所判例によれば、株主の退社権の行使は、法がその行使の可能性を認めている株主に独占的に帰属するものであるとした。そして、株主による退社権の行使に先立って、株主総会や取締役会からの承認をする必要がなく、当該権利の行使について会社に通知がされれば、資本会社法第353条及びそれに続く条項の定めるところに従い、その効力が発生すると示した。つまり、株主の退社権行使は、株主総会や経営組織の事前の決定や審議に条件付けられるものではなく、株主総会が合意したところに従わなければならないものでもないと結論づけた。 大友美加 詳細な情報につきましては下記までご連絡ください。 va@vila.es 2018年6月15日
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